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もしも猫展 / 京都文化博物館

さて
昨日(9/23)のブログの続き。
昨日は細見美術館を訪れた後で下記の美術展にも足を運びました。

京都文化博物館「もしも猫展」

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江戸時代の擬人化表現の作品を展示する美術展。猫がテーマですが、猫以外の擬人化作品もあります。ほとんどが写真撮影OKです。

歌川国芳を主軸にして構成されているようで、歌川国芳の作品が多い。

当展では歌川国芳の百面相にも注目。人の表情を色々と描いていくスキルが、擬人化を描くスキルにもつながったようです。

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さて
浮世絵版画は、切り取って組み立てたりして遊ぶことが目的の作品もありますね。切り取って遊ぶ作品については、実際に組んだものも展示されています。
(下の写真)

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他にも団扇絵など、猫の擬人化作品もスタイルはいろいろ。

楽しい楽しい美術展なのよ。

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京都文化博物館
「もしも猫展」
は、11月12日まで。

愛し、恋し、江戸絵画 / 細見美術館

細見美術館で開催中の
「愛し、恋し、江戸絵画 - 若冲・北斎・江戸琳派 -」
へ行ってきました。

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この美術展は細見美術館の「開館25周年記念展I」です。今回の記念展Iは、江戸絵画の特集イベント。

細見美術館は、伊藤若冲、琳派、葛飾北斎の肉筆画などのコレクションが有名で、それらを一挙に鑑賞できます。

下の写真は細見美術館所蔵品で特に有名な伊藤若冲の「鼠婚礼図」(絵葉書を撮影)

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下の写真は細見美術館所蔵品の中でも私がお気に入りのひとつ、葛飾北斎の肉筆画「五美人図」(絵葉書を撮影)

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上記の2作品は通期展示。

所蔵品展なので、細見美術館に何度も訪れたことがある方には、おなじみな展示品も少なくないと思われますが、見応えある作品が多いので、やっぱり訪れてしまいます。

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しかし、少し変わりものな展示もあります。台風で倒壊した城の城門の遺構を細見家が引き取っていたそうなんですが、今回は、なんと、その鬼瓦やシャチホコも展示。これらは普段の美術展では展示されないもののようです。

一部展示替えありと発表されていますが、出品リストを見る限りでは、10月11日からが後期展示です。細見美術館のウエブサイトの当展のページに出品リストが上がっているので、目的の展示品がある方は、ご覧になってからお出かけください。

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上の写真。今までの美術展のポスターを小さく並べた25周年のチラシがショップに置いてあったので、もらってきた。これを書いている時点では、細見美術館のウエブページのトップページ「お知らせ」の「25th ANNIVERSARY」から同じもののPDFをダウンロードできます。

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細見美術館
「開館25周年記念展I 愛し、恋し、江戸絵画 - 若冲・北斎・江戸琳派 -」
は、11月5日まで。

ちなみに
記念展Ⅱは「挑み、求めて、美の極致 -みほとけ・根来・茶の湯釜-」で、11月14日から始まるそうです。

若冲と応挙 / 承天閣美術館

相国寺承天閣美術館で開催中の
「若冲と応挙」
へ行ってきました。


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承天閣美術館へ来るのは2年ぶりくらいかな。この美術館は相国寺の敷地内にある施設なので、入館するには相国寺の境内を少し歩く必要があります。この道のりを歩くのはお気に入りなんですが、もう少し涼しくなってくれたほうが気持ちいいかな。まだ暑いしね。


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上の写真は相国寺の境内。奥まで歩くと承天閣美術館があります。

さて本題。

伊藤若冲と円山応挙の作品を展示する美術展です。ここ相国寺とその周辺施設には若冲と応挙の作品が多く所蔵されているはずなので、期待して入館。


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今回の美術展の第1展示室には通期展示として伊藤若冲の「釈迦三尊像」と「動植綵絵」が展示されます。ただし「動植綵絵」は宮内庁の所蔵なのでコロタイプ複製の展示となります。

釈迦三尊像は以前、ここで観たことがあるのですが、釈迦三尊像が相国寺に寄進されたときに一緒に寄進された作品が動植綵絵なんだそうです。動植綵絵は複製ですが、釈迦三尊像と動植綵絵は本来、同じ空間で観ておくべき作品なんだと思われます。しかも、第1展示室は釈迦三尊像と動植綵絵を展示することを考慮して設計されているそうです。なるほど、展示がピッタリなレイアウト。

釈迦三尊像に手をあわせる来場者もいるし、その前には賽銭箱が置かれている。美術作品という価値を超えた存在ということが分かります。


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現在のⅠ期の期間中のみの展示として円山応挙の「七難七福図巻」の全編を第2展示室で一挙公開。

「七難七福図巻」を描くにあたり、想像の世界ではなく現実的な世界を描くよう応挙は依頼を受けていたそうです。福寿巻、人災巻、天災巻の全3巻。

人災巻や天災巻に描かれている凄惨な場面も応挙らしくリアルに描かれているので恐怖を感じます。現代では、このような目を覆いたくなる絵画を娯楽として鑑賞する趣味趣向も存在しますが、これは宗教的な意味で描かれた作品です。

福寿巻は上記した巻とは逆の世界。宴や遊びが描かれています。

( 七難七福図巻の展示は11月12日まで。)


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若冲の連作と応挙の大作絵巻。見応えありました。

相国寺承天閣美術館
「若冲と応挙」
Ⅰ期は、11月12日まで。
Ⅱ期は、11月19日〜2024年1月28日。

11月19日から始まるⅡ期の期間では、伊藤若冲の「鹿苑寺大書院障壁画」の五十面を一挙公開だそうです。

長沢芦鳳とは何者 ?

嵯峨嵐山文華館で10月9日まで開催中の美術展「ふぁん・ファン・FUN 〜扇子いいね」に長沢芦鳳というかたの扇絵が展示されています。
(下の写真)

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長沢芦鳳という名前から想像すると、長沢芦雪の周辺の方ではないかと?

調べてみると

長沢芦雪の弟子で養子でもある、⻑沢芦洲というかたの作品を福田美術館や嵯峨嵐山文華館の過去の美術展で観たことを当ブログで何度かお伝えしたことがありましたが、芦鳳は芦洲の息子であり、芦洲から絵を学んだそうです。なので、長沢芦雪からみると芦鳳は、孫弟子という立場らしい。

上記の作品だけでは、長沢芦鳳の画風は分かりませんが、どんな画家だったのか?興味ある。他の作品を見る機会があれば良いですけれどねぇ。

しかし
よく思い出してみると、

あの有名な長沢芦雪像は、長沢芦鳳筆となっていますね。メディアとかで芦雪が紹介されるときに使われているあの長沢芦雪像です。ということは、テレビとかで芦鳳の作品をよく見かけていたことになる。(よく見かけた、といっても、この芦雪像1点のみですが。)

ちなみに

長沢芦鳳筆の長沢芦雪像は、大阪中之島美術館で10月7日から始まる「生誕270年 長沢芦雪 -奇想の旅、天才絵師の全貌-」に展示されるようです。

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上の写真は「生誕270年 長沢芦雪」のチラシより。

さて、
長沢芦雪といえば

大阪中之島美術館の「生誕270年 長沢芦雪」は、期待の美術展ですが、福田美術館と嵯峨嵐山文華館の共同開催の美術展「ゼロからわかる江戸絵画」も期待しています。

「ゼロからわかる江戸絵画」で福田美術館に展示予定の長沢芦雪の再発見作品「大黒天図」をぜひ観てみたい。

長沢芦雪「大黒天図」について記載した当ブログ記事は、こちら。

福田美術館と嵯峨嵐山文華館の共同開催
「ゼロからわかる江戸絵画 - あ!若冲、お!北斎、わぁ!芦雪-」
は、10月18日〜2024年1月8日。

竹久夢二のすべて / 後期展示

嵐山の福田美術館で開催中の
「竹久夢二のすべて 画家は詩人でデザイナー」
へ再び行ってきました。

今回は後期の展示。

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今日は福田美術館の友の会の更新をしました。更新をした時にもらえる絵葉書は絵柄を選べないのですが、長沢芦雪の作品がプリントされているものをいただいた。

俺が芦雪を好きなことが、ばれているのか?
( いや、偶然でしょ。)

さて
竹久夢二。

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夢二といえば美人画ですが、私が特に興味を持ったのは、デザインのコーナーに展示されていた作品群(その1つが上の写真)。そして、挿絵や表紙絵のコーナーに展示されていた作品群(その1つが下の写真)。

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もちろん美人画も見応えあります。

後期の入れ替え作品は数点でしたが、竹久夢二の多彩な活動が分かる展示内容は、やはり面白い。

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福田美術館
「竹久夢二のすべて 画家は詩人でデザイナー」
は、10月9日まで。


その後は福田美術館の近所
嵯峨嵐山文華館で開催中の
「ふぁん・ファン・FUN 〜扇子いいね」
にも再び行ってきました。

こちらも今回は後期の展示。

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扇絵や団扇絵、扇子が描かれた絵画を展示する美術展。京扇子の老舗である白竹堂の所蔵品も展示されています。

夏らしい展示内容で楽しい。

白竹堂の所蔵品以外の展示物の多くは福田美術館の所蔵品から選ばれているので、観たことがある作品もあるのですが「そういえば、これ、扇子や団扇が描かれていたよね」ということを思いだす作品も。そういう点も含めて楽しめました。

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上の写真は、木島櫻谷のラフタッチですが味のある団扇絵。なんか見入ってしまう作品です。

嵯峨嵐山文華館
「ふぁん・ファン・FUN 〜扇子いいね」
は、10月9日まで。

どちらの美術展も入れ替えが少なかったので、後期に特化したことをここに書きませんでしたが、どちらも素晴らしいイベント。まだ暑いですが再び訪れて良かった。


この2つの美術展に前期で訪れた時の当ブログ記事は、こちら。


福田美術館のYouTubeチャンネルには、この竹久夢二展の解説動画が上がっているので、下に貼り付けておきます。ぜひ、ご覧ください。



大黒天図 / 長沢芦雪

辻惟雄先生が長沢芦雪の「大黒天図」について語る動画が福田美術館のYouTubeチャンネルに上がっています。



長沢芦雪の「大黒天図」が 10月18日から福田美術館で始まる美術展「ゼロからわかる江戸絵画」に出展される予定であることは、当ブログでもお伝えしたことがありますが、半世紀ぶりの公開ということで話題になっているようです。

上の動画では大黒天図のサイズなどは分からないですが、テレビのニュース番組でも大黒天図の再発見が取り上げられることがあり、ニュース番組の映像を見る限りでは、かなりの迫力がある作品に思えます。しかも、細かいところも見ておきたい魅力も。

大黒天図の再発見を伝えるNHKニュース番組のウエブ版は、こちら。

( ニュース番組のウエブ版は古くなったら削除されるかもしれないので、リンク切れになったら、ごめんなさい。)

かなり期待できそうな作品です。ぜひ観たい。

京都画壇の青春

10/13から京都国立近代美術館で開催される、
「京都画壇の青春 - 栖鳳、松園につづく新世代たち」
は、注目なんだろうか?

このイベントの公式ウエブサイトによると
「明治末から昭和初めにかけて、京都画壇の画家たちが一丸となり、迷い、もがいた時代の、時に荒ぶり、過剰で、愛おしい作品をご堪能いただきます。」
という美術展だそうです。

土田麦僊、小野竹喬、野長瀬晩花、岡本神草など当時の新世代の画家達。そして、その先輩にあたる竹内栖鳳、上村松園などの作品を展示するそうです。なんか面白そうですね。

この美術展、
岡本神草の「口紅」が展示予定なんですよ。

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上の写真は「口紅」の絵葉書。

先月は京都文化博物館で開催中の美術展「少女たち」で、岡本神草の「拳の舞妓」を3年ぶりに観ました。「口紅」を観ることができれば、これも3年ぶりになるんですよ。名作でもあるので、ぜひ観たいですねぇ。

この秋は長沢芦雪を楽しむ

10月7日から大阪中之島美術館で開催される、
「生誕270年 長沢芦雪 -奇想の旅、天才絵師の全貌-」
について。

この美術展を当ブログで以前、話題にした時は、裏面の無い簡単なチラシしか出回っていませんでしたが、今は詳細が書かれたチラシが出回っています。
(下の写真)

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大阪中之島美術館のウエブサイトにも詳細が上がっているので、だんだんと期待も膨らみます。

大好きな長沢芦雪の大回顧展ですが、展示替えがあるので、訪れる計画をある程度は意識しておきたい感じ。

当ブログで以前に紹介したチラシは簡単なチラシでしたが、そちらのほうがビジュアルイメージは良かったように思えますが、どうでしょうか?
(以前に紹介したチラシは下の写真)

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ところで

嵐山の福田美術館と嵯峨嵐山文華館の共同開催で10月18日から始まる「ゼロからわかる江戸絵画 -あ!若冲、お!北斎、わぁ!芦雪-」にも長沢芦雪の作品が出展される予定です。

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上の写真は「ゼロからわかる江戸絵画」のチラシ。左に伊藤若冲、右に葛飾北斎の作品がプリントされている。

「ゼロからわかる江戸絵画」には1970年代に行方不明となっていた長沢芦雪の「大黒天図」が半世紀ぶりに公開だそうです。畳ほどの大きな紙に勢いよく描かれた傑作だそうで、これも期待。

長沢芦雪の世間での注目度は、近年かなり上がっているように思われます。芦雪作品の実物を観る機会も多くなりました。この秋は長沢芦雪をおもいきり楽しみましょう。

日曜美術館 / 甲斐荘楠音

先週の当ブログでも紹介していましたが、7月30日のNHK日曜美術館は、甲斐荘楠音の特集でした。

美術展「甲斐荘楠音の全貌」の京都の会場へ行った時を思い出しながら視聴しましたが、この美術展、今は東京で開催中なんですね。番組は東京の会場の中で収録されていました。京都と東京の会場の雰囲気の違いなども少し分かり、それも面白かった。

甲斐荘楠音は京都で活躍した画家ということもあり、太秦など京都で取材した映像も何度か出てきます。なんと、あの星野画廊も登場。


下の写真は「甲斐荘楠音の全貌」の京都会場での様子。

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番組の内容は、美術展「甲斐荘楠音の全貌」に展示されていた作品を軸にした解説で、あらためて甲斐荘楠音の魅力が分かり、面白い放送でした。

再放送は8月6日です。

NHK・Eテレ、日曜美術館
「妖しく、斬新に、そして自由に 大正画壇の異才・甲斐荘楠音」
再放送 8月6日(日)午後8:00

千總の屏風祭2023 見えない水を見る

千總ギャラリーで開催中の
「千總の屏風祭2023 見えない水を見る」
に行ってきました。

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千總ギャラリーは、京友禅の老舗である千總が開設した展示ギャラリー。千總の所蔵品を展示するギャラリー1と現代の作家の作品を扱うギャラリー2があります。

下の写真は、烏丸三条にある千總の本店。本店の2階に千總ギャラリーがあります。展示室への入場は無料。

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毎年、夏はギャラリー1で屏風の展示を行っているそうですが、今年の「千總の屏風祭2023 見えない水を見る」は、水がテーマ。

展示される屏風は3点。円山応挙、吉村孝敬、岸竹堂。展示室の4面の壁それぞれに1点を展示していますが、重要文化財である円山応挙の「保津川図」は左隻と右隻を向かい合わせに展示。こうすると、鑑賞者は川の中に自分がいるように思えるそうです。屏風の通常の設置方法である左隻と右隻を左右に並べた様子を頭の中で想像してみましたが、この作品に関しては向かい合わせの展示が正しいように感じた。

千總ギャラリー1
「千總の屏風祭2023 見えない水を見る」
は、9月25日まで。

上記した「千總の屏風祭2023」が目的で訪れたのですが、ギャラリー2で開催中の
中西洋人 個展「知覚させるかたち」
も面白い内容。

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中西洋人さんは、虫食いや朽ちた材を使用する木彫家。そのため、展示されている作品は一部が欠けています。見えない部分も意識してしまう不思議な作品群です。

千總ギャラリー2
中西洋人 個展「知覚させるかたち」
は、9月18日まで。

私は午前中に入りましたが、展示室に私1人だけの状態になることもありました。そのため、かなり落ち着いて鑑賞させていただきました。
(記載した状況は、あくまでも私が入館していた頃の様子。)

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各ギャラリーは1部屋なので小さいイベントですが、無料なので、ご興味ある方は近くを通る時にでも、ぜひお立ち寄りください。展示されている屏風は見応え大です。

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イケポん

Author:イケポん
絵と音楽が好きなイケポんのブログです。
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