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名画の中で働く人々

中野京子さんの新刊
「名画の中で働く人々 - 仕事で学ぶ西洋史」
を買ってきました。

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名画の中に描かれた働く人を解説することで見えてくる西洋史。という感じの本。

闘牛士、侍女、宮廷音楽家、羊飼い、道化、大工、修道女、異端審問官、などなど。

中野京子節で書かれた文章で読むと、これが面白いのだ。

絵の中のモノ語り

年末に出た中野京子さんの新刊
「 絵の中のモノ語り 」
を買って読んでいます。

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絵画作品の中に描きこまれた「モノ」に焦点を当てる美術書籍。

怖い絵シリーズと同じ装丁ですが、1つの解説は4ページと短いので、ちょっとした時間で読み進められます。

人物や歴史ではなく「モノ」とは「地味なテーマだなぁ」と思っていましたが、中野京子節で語られると、これが凄く面白い。

作品の解説は、人物や当時の社会背景などを語ることも必要なため、本当に「モノ」の説明だけで終わることはないですが。

まだ全ては読んではいないけれど、最後まで期待できます。

美貌のひと 2

中野京子さんの新刊
「美貌のひと 2 時空を超えて輝く」
を買ってきた。

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上の写真の左が
今回の「美貌のひと2」
右は以前から持っていたシリーズ第1弾。

絵画に描かれた美貌の人を解説するシリーズの第2作目。美しく描かれた人の運命やいかに。という感じの本。

怖い絵シリーズと比べたら、このシリーズは有名ではないかもしれませんが、私は気に入っています。楽しみです。

異形のものたち : 絵画のなかの怪を読む

中野京子さんの新刊、
異形のものたち : 絵画のなかの「怪」を読む
を買ってきた。

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恐れ、または魅了され、描かざるをえなかった異形のもの。要は悪魔、天使、妖精などが描かれた絵画ですな。

はっきりと異形のものを描くだけではなく、ハンマースホイの室内を描いた絵画など、ただならぬ気配を感じる絵画も紹介されています。

中野京子さんは怖い絵で有名ですが、この本は怖い絵シリーズとはテイストが違うような? 同じような? 怖い絵シリーズ本や怖い絵展で紹介された絵画も含みます。これはこれで読むのが楽しみです。

そして、すべては迷宮へ

中野京子さんの今月の新刊、
「そして、すべては迷宮へ」
を買ってきた。

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初のエッセー集なんだそうである。新聞や雑誌に寄稿したエッセーを集めたもの。

第一章 絵を見る 絵を読む
第二章 人を知る 人を見る
第三章 本を読む 本を書く

いつもの絵画解説の本とは違う感じの内容があったり、いつもと同じ感じの内容もあったり、いろいろ。何が飛び出すか分からない楽しさもあります。

美術展に寄稿したエッセーも多いので、絵画に関する本のつもりで購入しても問題ないかも? 絵画がテーマの第一章だけで半分くらいのページを使っています。

絵画以外の話も面白い。ひとつひとつが短いので、ちょっとした時間に気軽に読める感じ。

運命の絵・なぜ、ままならない

中野京子さんの書籍を2冊購入。

「運命の絵 なぜ、ままならない」

「画家とモデル 宿命の出会い」

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「運命の絵 なぜ、ままならない」
は、先月発売された新作。中野京子さんの運命の絵シリーズ第3弾。

運命の絵というタイトルからは、中野京子さんの人気シリーズ「怖い絵」のようなテイストを想像してしまいますが、過去の運命の絵シリーズにはハッピーエンドと言えるような解説になっている絵画もあります。(もちろん怖いと言える運命もありました。) 今回は、どんな話が出てくるのでしょうか?

「画家とモデル 宿命の出会い」
は、
春頃に発売された書籍。名画に刻まれた画家とモデルの関係を解説。

久しぶりに中野京子節を楽しむことにする。



微笑みの美仏 円空

先日、このムック本を買った。
「微笑みの美仏 円空」

円空仏の写真をカラーで掲載。解説やコラムなど読み物も多い。

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円空に関する本は、いくつか出版されていますが、これは今年2月の発売なので、今は店頭でも見かけることが多く、手に入りやすい本だと思います。

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偉大なアーティストを私が何人か挙げる場合は、その時の気分で大きく変わったりしますが、岡本太郎、葛飾北斎、そして円空、この3人は必ず挙げます。なので、私にとっての3大アーティストは、この3人になるのかな。

円空は仏師なので、アーティストと呼んだら失礼にあたるのだろうか?
でも、円空の造形は素晴らしいですよね。

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円空仏は音楽に例えると、3つほどのコードと簡単なスケールだけで演奏する感じ。でも心を動かされる。簡単に真似は出来ない。
しかも、権威ある人の為には作品を作らない。

それって、ロックだろ !





ところで
このブログは美術館へ行くことなどを書くことが多いですが、例のウイルスの影響で来週くらいまでは臨時休館になっている美術館が多い。この騒動、来週までに治まるのだろうか?

報道では「ライヴハウス、カラオケボックス、などは注意」となっている。「美術鑑賞は大丈夫」という報道になっている場合もある。

確かに美術館に行くと広い広い部屋に数人ということも多い。

しかし、注目されている美術展が開催されている場合は、状況が一転。人出が多くなり人と人の距離が近い。

どーなるんやろ?

もっと知りたい「怖い絵」展

11月に発売された書籍、
もっと知りたい「怖い絵」展
を買ってきた。

2017年に話題となった、怖い絵展で展示された絵画を中野京子さんが解説する書籍。

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過去の書籍・怖い絵シリーズに収録されていない絵画が選ばれいているので、怖い絵シリーズの新作と思って読むのもアリかな。

ということは
表紙の「レディジェーングレイの処刑」の解説は収録されていないことになるが、「ロンドン塔、ジェーン、夏目漱石」というレディジェーングレイに関するコラムが載っています。(ただし、これ、怖い絵展の図録に収録されたコラムと同じ内容。)

私は当時、怖い絵展の兵庫展に開催期間の早い時期に行ったので、「人が多めかも?」という程度の状況で鑑賞できました。その後、中野京子さんの講演を聞くため再び訪れたら「怖いほど人が多い」みたいな感じになっていた。

凄い美術展でしたが、図録や展示場所にある短い解説よりも書籍・怖い絵シリーズに載っているようなボリュームの解説も読んでみたいと感じたので、嬉しい販売です。

ギュスターヴ・アドルフ・モッサの「彼女(エル)」の解説も載っています。怖い絵展には「彼女(エル)」を含むモッサ2点の作品が展示されていましたが、そのもう1点の解説も含む内容です。モッサは日本の美術書では語られることが、ほとんど無いそうで、私もその存在を怖い絵展で初めて知りました。モッサの解説が載っている、という意味でも貴重な書籍です。

日本の美術書では語られることが無いアーティストについての解説は、他にも有りますが、セザンヌの若い頃の作品の解説が載っていることも珍しい。

巻末の
「怖い絵」展のできるまで
という章は当時、NETのニュースなどに掲載するために中野京子さんが執筆されたものですが、興味深い内容なので書籍の一部となって再登場していただくのは嬉しい。

などなど、というわけで、見逃せない本です。


運命の絵・もう逃げられない

中野京子さんの本を買ってきた。

1月31日に発売された
「運命の絵・もう逃げられない」

数年前から出ていた
「橋をめぐる物語」

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「橋をめぐる物語」は、興味があったのですが、まだ買っていなかった。新発売の「運命の絵・もう逃げられない」を買いに行ったら「橋をめぐる物語」も置いてあったので、一緒に購入。

「運命の絵・もう逃げられない」は
本のタイトルから想像できるかもしれませんが、「怖い絵」が好きな方は気に入る内容。

「橋をめぐる物語」は
世界のいろいろな橋を紹介した本。表紙カバーはヤン・ファン・エイクの絵ですが、絵画の本ではありません。しかし、興味深い橋を興味深く紹介されていて面白い。

どちらも中野京子節をたっぷり楽しめる。



「運命の絵・もう逃げられない」のカバー絵は、マネの「フォリー・ベルジェールのバー」。

この「フォリー・ベルジェールのバー」は、印象派時代の絵画の中でも特に好きな絵です。数十年前、この絵が京都に来たときに観ることが出来ました。

今年、コートールド美術館展として「フォリー・ベルジェールのバー」が来日する。来年(2020年)には神戸に巡回するそうです。

ぜひ、この絵と再びお会いしたい。

特集コージー・パウエル改訂版

「レジェンダリー・ドラマー 特集コージー・パウエル(増補改訂版)」
を入手。

5年前に発売されたコージー・パウエルを特集したMOOK本の増補改訂版。



発売は2ヶ月ほど前なので、興味ある方は、すでに手に取っていると思われますが、素晴らしい内容ですね。

増補改訂版ですが、加えられた部分がかなり多く、以前の本を読んでいても読み応えの有る内容。

まだの方も、ぜひ。
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イケポん

Author:イケポん
絵と音楽が好きなイケポんのブログです。
イケポんのイラストを
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「イケポンのお絵描き広場」
で公開しています。ぜひどうぞ。

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