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KYOTOGRAPHIE 2023 追記

先日、当ブログに
KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭2023
へ行ってきたことを書きましたが、
少し追記。

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上の写真は、インフォメーション町家となっている八竹庵(旧川崎家住宅)で開催中の松村和彦さんの写真展。テーマは認知症。京都の古い家屋に入場できることも京都国際写真祭の魅力の1つですが、作品が面白い展示方法になっていることも多い。

帯匠の老舗、誉田屋源兵衛の京町家で開催されている、石内都さんと頭山ゆう紀さんの二人展「透過する窓辺」で展示されていたもの中で、ドキっとしたのが下の作品。

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赤い着物の写真を見上げる場所に展示。「コワっ」と思ってしまいましたが、他の来場者からも「コワっ」という声が漏れていました。これは、身近な女性の死というテーマの作品の1つです。いろいろと考えさせられる企画です。

上記した会場もそうですが、普段は立ち入ることができない場所が展示室に選ばれている会場もあります。その1つが京都文化博物館の別館(旧日本銀行京都支店)の2階。(普段は1階にしか入れない。) 下の写真は、2階から1階を見下ろした景色。

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左側に写る青い仕切り壁がある所が1階の展示室。ここで開催中のマベル・ポブレットの写真展は、5月3日の当ブログで紹介しましたが、面白い展示品が多い。

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上の写真は、くろちく万蔵ビル。ここの2階でパオロ・ウッズ&アルノー・ロベールの写真展を開催中。薬と幸せをテーマにした企画ですが「薬で幸せになれるのか?」または「薬は幸せになれるよう思えるだけ?」ということを考えさせられる写真展で、内容は衝撃的。

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世界倉庫で開催中のデニス・モリスの写真展は、移民の生活を追体験する企画ですが、ご家庭のような部屋(上の写真)が再現されています。来場者にポートレートを撮ってもらうことが目的のスペースなので、ソファーに座ったりすることができます。

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上の写真は、伊藤佑・町家跡地で開催中のインマ・バレッロのインスタレーション・アート。陶磁器の破片が敷き詰められています。端っこには映像作品を表示するモニターも設置されていますが、基本的には立体作品を鑑賞するスペースらしい。これも写真祭のイベントの1つなんですねぇ。

まだまだ面白いことが、いろいろあったんですが、このへんで。

開催は残り1週間ほどになりましたが、どの会場も良い刺激があると思います。

KYOTOGRAPHIE京都国際写真祭2023
は、5月14日まで。

コメントの投稿

非公開コメント

>内容は衝撃的
これを見て、気になったので調べてみました。
凄かったです。
アチラでも書かせていただきました。

情報に感謝致します。

酔人婆爺さん
コメントありがとうございます。

パオロ・ウッズ&アルノー・ロベールの写真は、ポップなショットが多いので、説明を読まないで見ると軽く流して見てしまいますが、内容は本当に衝撃でした。

衝撃ですが、知識として知ることができて、訪れてみて良かったと感じています。

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