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藤田嗣治 心の旅路をたどる

アサヒグループ大山崎山荘美術館で開催中の
「藤田嗣治 心の旅路をたどる - 手紙と手しごとを手がかりに」
へ行ってきました。

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アサヒグループ大山崎山荘美術館を訪れるのは久しぶりなので、まずは、この施設を紹介しておきます。この美術館は関西の実業家が大正から昭和初期に建てた山荘を改装してできています。JR山崎駅から10分程度の場所にありますが、美術館の敷地に到着するまで坂道を登り、敷地に入ってからも美術館の建物まで坂道を少し登る必要があります。なので高台にあり、景色の良さは抜群。そして建物などの雰囲気も抜群。

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JR山崎駅の改札を出て左に進むと、分かりやすい地図を載せた案内(上の写真)があった。送迎バスがあるらしいですが、バスは美術館の敷地の門の前までしか進めないので、敷地内の坂道は歩くことになります。

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上の写真は美術館の敷地の入り口となる門。ロッカーは門と美術館となる建物の途中にある建物の中にあり、美術館の建物に入るとロッカーはありません。なので、荷物がある方はご注意を。

さて本題

美術館の解説によると今回の美術展は
「 数奇な人生を歩んだ藤田嗣治ですが、名声と本人による巧みな印象操作によって、彼の人となりや心もちは、いまだ謎に包まれたままです。本展では、藤田が送った手紙や、作りつづけた 手しごと ともいうべき木工細工、妻のために遺した作品などを通じて、彼の人生とその心の旅路をたどることを試みます。」
という内容。

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受付で入館料を払うとA5サイズで30ページの冊子(上の写真)が貰えます。この冊子は、作品のいくつかがプリントされていますが、それぞれ小さいサイズの画像なので、図録とよべる物ではありません。しかし、全ページがカラーで当展の詳しい解説が載っています。

展示室には藤田嗣治の絵画作品も多くありますが、藤田が書いた手紙、藤田が旅行先で収集した物、藤田が作陶や絵付けをした皿、藤田が木彫りと彩色をした人形、藤田が描いた一辺が4cmほどの絵画、などなど、藤田嗣治の他の回顧展では出てこないような私的な物と思われる展示物が多い。一辺が4cmほどの絵画は、子供が描かれた晩年の絵画作品群をそのまま小さくしたようなものもあり、晩年まで緻密なことができたことを証明しています。

素晴らしい絵画作品の展示も多いですが、プライベートな物の展示も多いので、とても印象深く鑑賞できます。藤田嗣治にご興味を持っている多くの方に訪れていただきたい内容です。

アサヒグループ大山崎山荘美術館
「藤田嗣治 心の旅路をたどる - 手紙と手しごとを手がかりに」
は、2月25日まで。

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上の写真が美術館の展示室となる建物。

さて、常設展示について。
この美術館は何でもないように置かれたものも実は美術的に価値があるものも多いそうです。階段の途中の壁にサラッとバルビゾン派の絵画があったり、部屋のすみに装飾的にサラッと貴重な遺跡の彫刻が置かれていたり。中でも注目は2階にあるドイツのオルゴール。この製造メーカー最大のディスクを使用するオルゴールで、1曲が2分の演奏を午前11時に1回。その後は1時間おきに1回演奏します。豊かな響きが特長のオルゴールなので、ぜひ聴いておくことをオススメいたします。私を含め何人かの人は、演奏時間にオルゴールの前に来れるように行動していたようです。

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上の写真の中央に写るコンクリートの建物は「地中の宝石箱」という安藤忠雄さん設計で増設した建物。この中には西洋絵画の常設展示室がありますが、その部屋はモネの睡蓮を展示することを考慮して設計されているそうです。この美術館はモネの睡蓮を何枚か所有されているそうで、常時3枚程度のモネ睡蓮が展示されています。この日のモネ以外の展示物はルノワール、モディリアーニ、ピカソが各1点ずつ。

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美術館を出た後は、広い庭を少しブラブラ。今は冬ですが、この日の昼ごろは良い陽気。上の写真は庭から見える宝積寺の三重塔。

企画展と常設展示物と庭の探索などを合わせると、ここはお得感の高い美術館です。


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噂の美術館ですね。
しかし
>企画展と常設展示物と庭の探索などを合わせると、
時間的にはどれくらいかかりそうでしょうか?

参加はかなり難しそうですが・・・

酔人婆爺さん
コメントありがとうございます。

大きい美術館ではないので1時間あれば大丈夫と思われるので、その1時間とは別に駅からの行き帰りで30分くらいをプラスと考えるべきでしょうか。

ただし、展示品以外もいろいろ置いてあって、しかも古い建物であることもあり、細かいところが気になったらキリがないです。しかも今は藤田嗣治が書いた手紙も展示されています。これを全て読んでいる方もいらしゃったようですが、これをすると時間がかかります。念のため、もっと余裕を持ったほうが良いかもしれません。

都心から離れているので、京都市に来られることがあっても参加は難しいかもしれませんが、機会ができると良いですねぇ。

詳細情報を有難うございました♪
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